H-IIB4号機とイプシロン試験機の打ち上げ日が決定!
きたきたきましたよー!
■H-IIBロケット4号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4)の打上げについて [JAXA]
打上げ予定日 : 平成25年8月4日(日) 打上げ予定時刻 : 4時48分頃(日本標準時)(※1) 打上げ予備期間 : 平成25年8月5日(月)〜平成25年 9月30日(月 )(※2) 打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
うむ、打ち上げ時刻は徐々に空が明らみ始める時刻ということで、もし好天に恵まれればこれは非常に美しい打ち上げが見られそうです! 空が明るくなり始めるとすぐなので正確にどのくらいの明るさになるかは分かりませんが、水平線がやや明るくなり始めた頃なら高空に達したロケットからの煙が広がって輝くでしょうし、あるいは朝焼けを背に飛び立つロケットが見られるかも知れません。楽しみですね−。
■イプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げについて [JAXA]
打上げ予定日 : 平成25年8月22日(木) 打上げ予定時間帯 : 13時30分〜14時30分(日本標準時) ※ 打上げ予備期間 : 平成25年8月23日(金)〜平成25年9月30日(月) 打上げ場所 : 内之浦宇宙空間観測所
さて、いよいよやってきたイプシロン初号機。H-IIBからは2週間ほど間を開けての打ち上げとなるようです。そして機体デザインも発表されていますよ! M系を彷彿とさせつつ、さりげなく☆マークをあしらうなどデザイン性を持たせておりこれは中々いい感じではないでしょうか。H-IIAだとミッションマークも付くところですが、イプシロンではこのままなんでしょうかね。ちなみに募集されたメッセージは赤ライン部分に印字されるようです。うーむwktkしてきた!
さらにリンク先には当然ですが打ち上げ計画書がアップされています。それによりますと今回の打ち上げは以前聞いていたとおり「ε-1」となったようです。打ち上げシーケンスは以下の通り。
事象 | 打上後経過時間 | 距離 | 高度 | 慣性速度 |
時 分 秒 | km | km | km/s | |
(1) リフトオフ | 0 0 | 0 | 0 | 0 |
(2) 第1段 燃焼終了* | 1 52 | 70 | 88 | 2.6 |
(3) 衛星フェアリング分離 | 2 30 | 131 | 147 | 2.4 |
(4) 第1段・第2段分離 | 2 41 | 148 | 162 | 2.4 |
(5) 第2段 燃焼開始 | 2 45 | 154 | 167 | 2.4 |
(6) 第2段 燃焼終了* | 4 27 | 415 | 323 | 5.1 |
(7) 第2段・第3段分離 | 10 24 | 1658 | 822 | 4.2 |
(8) 第3段 燃焼開始 | 10 28 | 1671 | 823 | 4.2 |
(9) 第3段 燃焼終了* | 11 57 | 2061 | 840 | 7.5 |
(10) 第3段・PBS分離 | 16 48 | 3846 | 864 | 7.4 |
(11) 第1回PBS 燃焼開始 | 19 8 | 5943 | 896 | 7.4 |
(12) 第1回PBS 燃焼停止 | 29 58 | 7447 | 921 | 7.4 |
(13) 第2回PBS 燃焼開始 | 53 50 | 17431 | 1143 | 7.2 |
(14) 第2回PBS 燃焼停止 | 60 30 | 19020 | 1154 | 7.2 |
(15) 惑星分光観測衛星分離 | 1 01 40 | 19722 | 1151 | 7.2 |
PBS分離まではこれまでの低軌道衛星打ち上げとほぼ同じ感じで約16分。そこからPBSを用いた軌道修正を経て衛星分離が打ち上げから小一時間。第1段モーターであるSRB-A3の燃焼時間は116秒と長秒時タイプになっています。SPRINT-Aは遠地点高度1150km・近地点高度950km・軌道傾斜角31度のやや楕円軌道に投入。衛星分離はブラジル上空のようです。打ち上げ実施時の警戒区域は最短部で2.1kmとM-V時代から大きく変わらず。
打ち上げ間隔が短いですが、これは両方見に行きたいなあ。なんとかして予算捻出しないとw