火星探査次世代ロケット、日米でエンジン開発検討 [産経]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)によると、共同開発を検討しているのは米国の次世代ロケット「SLS」の上段エンジンと、日本のH2Aロケットの後継機となるH3の2段エンジン。大きさや推力がほぼ同じで共通化が可能とされ、NASAJAXAが交渉を進めている。

 共同開発案によると、21年以降に打ち上げる有人対応可能な機種の上段に、三菱重工業などが製造するH3の2段エンジンを搭載。公共事業に自国製品の優先調達を義務付ける規制に対応するため、部品の一部は米国で開発・製造する。このエンジンが火星探査に使われる可能性もある。

 一方、H3は来年度に開発を開始し、20年の初打ち上げを目指す。国際競争力を強化するため、打ち上げ費用をH2Aと比べて半減させることを目標に掲げている。製造費に占める割合が大きいエンジンを米国にも供給できれば、量産効果でコスト削減が見込める。

これは三菱重工がロケットダイン社と共同開発中のMB-XXのことでしょうか。最近はあまり表だった情報は出てきてないんですがちまちまと基礎研究を続けている風ではあるんですよね。ESAはATVのサービスモジュールをMPCVに提供することで参画していますが、日本はSLSに…というのも面白そうです。まああまりSLSの要求仕様に引っ張られてH-IIIが二転三転させられると困りものではありますが。