イプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げ延期および打上げ予定時間帯の変更について [JAXA]

おおっと!?

 宇宙航空研究開発機構は、内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げを平成25年8月22日に予定しておりましたが、打上準備作業中のロケットと地上装置との通信機能点検において、地上装置に不適合が確認され処置(※)に時間を要したため、打上げを8月27日に延期いたします。
 なお、打上げに万全を期すため、同様の事象がないか等、再度確認を行いましたが、問題は発見されませんでした。

 ※ロケットの機能点検を行うための信号中継装置で、一部配線誤りがあることが判明し、これを修正しました。

新型ロケット打ち上げ、27日に延期 施設の配線ミスで [朝日]

 JAXAによると、1日、ロケットの電気系統の点検を行おうとしたところ、地上の信号中継装置の一部に電流が適切に流れていないことがわかった。調査の結果、設計書の段階で配線に誤りがあったことが判明した。

 点検作業は6日に再開したが、調査や配線の修正に時間がかかったため、打ち上げを延期した。打ち上げ予定時刻は27日午後1時45分から午後2時半の間。15日に予定していたリハーサルも20日に延期した。

 JAXA広報部は「ロケットの機体だけでなく、地上設備も新しい。どうしてもこうした不具合が出てしまう」と説明した。

うむ、コンポーネントそのもののトラブルじゃ無いのは助かりましたね。作業は順延されましたが既に再開されている模様です。

イプシロンロケットによる惑星分光観測衛星の打ち上げ延期について [ファン!ファン!JAXA!]

5月から始まった内之浦での準備作業はこれまで順調に進行し、7月31日にはロケットの全段が予定どおり整備塔内で無事に組み上がりました。
しかし、ロケットと地上系を組み合わせて発射状態を模擬した点検(この段階で初めてできる全系の通しの試験)を行ったところ、機体と結合する地上装置(信号中継装置)に、不適合が見つかり、その原因の究明と対策に時間を要しました。今後の宇宙科学の発展と宇宙開発利用の活性化におけるイプシロンの担う役割の大きさを考え、安全かつ確実な打上げを最優先とすることとし、改めて打ち上げ日を設定させていただくことになりました。

FFJ(勝手に略)には森田先生からのコメントも届いています。なにぶん電装系をガラリと一新したシステムの初物ですし、こういうトラブルが起きる確率はやはり高いんですよね。幸いにして事前にしっかり見つかり対策も施されましたし、じっくり確実に打ち上げに臨んで頂ければと思います。
さて自分はフェリーでのツアーで内之浦入りする予定を組んでいますが、旅行会社からは延期につき日程を再設定、それに伴い参加者の参加可否を確認した上で最低人数が確保できれば実施と連絡が来ました。基本的にツアーだと見学場所までの移動が楽ですしコスパも高いのでそのまま参加したいと思いますが、万一人数が確保できずツアーがキャンセルされた場合を考え現地のホテルを予約しておきました。とりあえず2週間以上ある段階での延期決定で助かりました。直前だと非常に厳しいですしね。

イプシロンロケット打ち上げに係る一般見学について [肝付町]

現地情報についてはこちらも参照して頂ければ。