宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会(第4回) 議事録 [宇宙開発利用部会]

非常に興味深いことが書かれています。

【向井委員】  今回、最後のDOM3(軌道離脱マヌーバ3回目)をISS国際宇宙ステーション)の下に持ってくることに変更した理由はありますか。このことによって、まずはISSへの影響はないということが必要だと思いますし、こうすることによってISSからこの状況をモニタすることができるのですか。

JAXA(植松)】  今までもソユーズ宇宙船の再突入をISSから観測したこともありましたし、HTVについても再突入データを、例えば3号機ではi-Ball(再突入データ収集装置)を使って写真等も撮ってきました。今回は、それにもっと宇宙ステーションからのデータも加えようということで、NASA(米国航空宇宙局)の協力も得つつ国際協力としてHTVの再突入を観測しようという試みをしています。

【向井委員】  このような観測の試みは、今回初めてなのですか。

JAXA(植松)】  はい。

【向井委員】  軌道から離脱する状況のデータについては、後でNASAからもらえるということですね。そのデータとi-Ballのデータとを併せて解析するわけですよね。

JAXA(植松)】  NASA側とは、データのやりとりについて協定を結んでおります。また、最初に御質問のあったISSに対する安全性についてでは、この再突入観測ではHTVの軌道が十分低く、ISSへの影響は全くない範囲です。

ということで、なんとISSから再突入の様子を光学観測するようです。もしかしたら中継でも見ることができるかも…!? これは期待しちゃいますね−。