イプシロン 中止原因の対策施し最終リハーサル実施 [日経]
リハーサルの結果をJAXAは10日まで分析。問題がなければ、打ち上げ日も早急に決定する方針だ。
JAXAによると、発射20秒前に地上側コンピュータがロケットに指令を送って搭載しているコンピューターを起動。ロケットのコンピューターが傾きなどのデータを地上のコンピューターに送り、問題がないか判定する仕組みになっている。地上のコンピューターは指令を出した1秒後に、ロケットからデータを受け取る設定になっていた。
ところが、ロケットのコンピューターに指令が届くまでに0.07秒余計にかかり、地上側コンピューターはデータが届く前に判定を始めてしまった。このため、ロケットは正しい姿勢だったにもかかわらず異常と判断し、自動停止したとみられる。
今回は地上のコンピューターが指令を出してからではなく、ロケットのコンピューターが起動してから1秒後に地上のコンピューターがデータを受け取るように修正した。
■No.1703 :イプシロンロケットのシーケンス点検 [宇宙作家クラブ ニュース掲示板]
今回は打ち上げ5秒前までを模擬した点検ですが、熱電池の起動を行わずに停止させています。
(※打ち上げ後までを含むシーケンスを模擬した点検も、ロケットを出さない状態で既に実施されています)
どうやら一連のリハーサルは無事に終了したようです。早ければ来週あたりに再設定されそうですね。
■【放送予定】9月8日10:30〜 イプシロンロケット試験機 シーケンス点検 [NVS]
NVSさんが本日のリハの様子を現地から中継されており、録画も視聴できます。