H−IIAロケット23号機用フェアリングを出荷 [川崎重工]

川崎重工は、H−IIAロケット23号機用衛星フェアリング※1を当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)にて組み立て後、種子島宇宙センターに向けて出荷しました。本衛星フェアリングは、種子島宇宙センターで打ち上げを執行する三菱重工業(株)に納入され、同社のH−IIAロケット23号機に組み込まれます。なお、同ロケットは平成25年度内の打ち上げに向けて準備作業が進められます。

今回出荷した衛星フェアリングは、直径4メートルのシングル・タイプ(4S型)で、この中に衛星が1機組み込まれます。H−IIAロケット23号機は、宇宙航空研究開発機構JAXA)と米国航空宇宙局(NASA)が共同開発を行った全球降水観測(GPM)主衛星※2を搭載します。

先日記事にしたF23向けフェアリングの搬入についてプレスリリースが出ています。同時期の2013年度冬期にALOS-3の打ち上げが来るかどうかが微妙な状況ですが、このプレスリリースの記述からすると仮に打ち上げ時期が前後してもF23の番号はGPM固定ということでしょうか。