彗星探査機「ロゼッタ」が再起動に成功、3年ぶり地球と交信 [CNN]


無事に再起動! 計画通りの冬眠とはいえ深宇宙で数年越しですから、大きな山場を一つ越えましたね。

ドイツ・ダルムシュタットにあるESAの管制センターでは現地時間の午後7時過ぎ、ロゼッタからの信号が届くと歓声が上がった。責任者のゲルハルト・シュベーム氏は記者団に、「宇宙船が目覚めた」と感慨深げに語り、「これから2年は忙しくなる」と気を引き締めた。

画期的彗星探査に向け、探査機ロゼッタが冬眠から復帰 [AstroArts]

8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着した探査機は、彗星とともに並走飛行(ランデブー)を開始する。そばを通過するだけのフライバイ観測でなく、彗星をランデブー探査するのは初めてのことだ。最初の2か月間で彗星表面を観測し、質量や形状、コマ(ガスと塵の大気)の分析を行う。プラズマ環境と太陽風との相互作用についても調べる。

これらの観測データをもとに着陸地点を決定し、11月には重量100kgの着陸機「フィラエ」が投下される。彗星への着陸探査もこれが史上初となる。幅4kmの彗星核は重力が小さいので、地表にねじを差し込んでフィラエを固定する。地表の高解像度撮影のほか、表面をドリルで削って氷を分析するなど幅広い科学観測が行われる。

着陸機は彗星表面にネジで固定ですか。当然のことながら地表がどのような状態かは実際に着くまでは分かりませんから、どのような機構になっているのか興味ありますね。あとで調べてみよう。