平成26年1月理事長定例記者会見 [JAXA]

 2020年は、今年から着手する新型基幹ロケットの初号機を打上げ予定の年でもあり、また、今年打上げられると思いますが小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に戻ってくる年です。加えてISSの運用の在り方についても大きな節目を迎えます。そういった意味では、2020年は世界的にもJAXAにとっても大きな節目となる年であり、この2020年という大きな節目に向けた第一歩が2014年の事業になると考えています。
 今年から来年にかけては、多くの衛星打上げを計画しています。2月28日にNASAとの共同ミッションである全球降水観測計画GPMの主衛星(日本は二周波降水レーダ(DPR)担当)、その後、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)、「はやぶさ2」、宇宙ステーション補給機こうのとり」(HTV)5号機と計画をしています。また、3月から5月にかけては若田宇宙飛行士がISSの船長に就任する予定です。

海外情報ではHTV「こうのとり」5号機打ち上げは7月となっていますね。もっともこれはISSの都合で前後する可能性もあります。加えて「ひまわり8号」やIGSなどもありますし、来年度はかなり忙しくなりそうです。