第1回小型惑星探査シンポジウム [日本惑星科学会]

DESTINYによる小型惑星探査を考える
DESTINYによる観測機器提案
SLIMによるによる月着陸探査
ペネトレーター実証機による月サイエンス
月・火星探査提案
小型惑星探査の将来

主にSPRINTバスを用いた小型探査機構想に関するシンポジウム。発表資料集がアップされていました。「はやぶさ2」と相乗りで打ち上げ予定の超小型探査機PROCYONもありますよ。
DESTINYは高度化イプシロンだとミッション機器を搭載したりダイレクトに月スイングバイ軌道に投入できるようになるそうです。これはケース2でしょうか? 月着陸機SLIMは機体のイメージが新しくなっています。あの穴を狙うためには、その周辺数百mに存在する急勾配の内側へ誘導する必要があるため従来には無い精度が要求される模様。搭載ローバを穴に到達させるため複数機搭載。イプシロンで打ち上げる際のキックステージも検討中だそうです。あと小型衛星によるペネトレータ実証ミッションも。小型システムで行う火星無着陸サンプルリターンに関する技術開発も進められているようです。
PROCYONは50kg級で、超小型電気推進を搭載。キセノンをベースとしイオンスラスタと姿勢制御用コールドガスジェットを統合しているそうですが、これはいわゆるキセノンスラスタでしょうか? 複数の小惑星をフライバイ観測する計画となっています。よくこれだけコンパクトに収まりましたねw