だいち2号を公開 [NHK]

おっ、いよいよお披露目されました。

公開されたのはJAXA宇宙航空研究開発機構が開発した観測衛星「だいち2号」です。
折りたたんだレーダーや太陽電池をつけた「羽根」を開くと、奥行きは10メートル、幅は16メートルあまりです。
開発費用は374億円で、高性能のレーダーによってこれまでよりおよそ3倍の精度となる、3メートルほどの範囲の地形や建物などの状況を見分けることができます。
土砂災害の被害の把握や火山の監視など、大規模な自然災害の状況を観測したり、地殻変動をとらえることによって石油などの地下資源の探査を行うことにしています。
「だいち2号」の前身となる「だいち」は、新燃岳の噴火の際、火口の溶岩ドームが形成される様子を観測しました。
JAXAの鈴木新一プロジェクトマネージャは「大規模な災害があった場合詳しく目に見える形で状況などのデータを提供できる。運用の訓練を続け万全な形で打ち上げたい」と話していました。

久々に高分解能リモートセンシング衛星が日本に帰ってきます。IGSはどうしてもデータの公開が制限されますから、待ち焦がれますねえ。