No.1728 :だいち2号(ALOS−2)機体公開と概要説明 [宇宙作家クラブ ニュース掲示板]

柴田さんが種子島の機体公開をレポっておられます。

NHK・ユーザーニーズとはどんなものがあったのか。
鈴木・災害観測のニーズが大きい。例としてあげたのは津波の冠水で、10m分解能だと境界が判らなかった。火口の中の様子なども、スポットライトなら噴火の予兆なども鮮明に捉えられる。Lバンドぎりぎりの性能を持っている。
 国土地理院気象庁などは自力で解析できる能力がある。自治体などは衛星データから判別するのは難しい。先に国土交通省で解析するなどのルートがある。

不明・日本は地震などの災害が多いということでLバンドを使ったが、この3mの分解能が世界最高となるのか。
鈴木・Lバントは、宇宙で使える周波数の幅が決まっている。国際的に85Mhzの幅(1215Mhz〜1300Mhz)となる。これをフルに使っているのでLバンドでは世界最高となる。

Lバンドでは世界最高! そういえばIGSは「だいち」のPALSARなどをベースに開発されたと言われていますが、そちらはバンドが違うのでしょうか。
ちなみに今回の機体公開の様子はJAXAデジタルアーカイブスでも公開されています。