温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測停止と再開について [JAXA]

平成21年1月より運用を行っている温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は、平成26年5月25日午前8時(日本時間)頃、2枚ある太陽電池パドルのうち1枚のパドル回転が停止し、発生電力が約半分となったため、観測を自動的に停止しました。太陽電池パドル以外の衛星状態は正常です。
なお、発生電力が約半分であっても、定常観測運用に必要な電力を確保できることから、5月30日(金)を目途に観測を再開する見込みです。
JAXAとしては、今回パドルの回転が停止した理由を解析し、今後の衛星設計の更なる高度化に生かしていきたいと考えています。

うーむ、片翼になりましたか。「いぶき」は打ち上げから5年になりますが、2010年にはSAP-2の駆動部Aで問題が発生したため駆動部Bに切り替わっています。今回止まったのがどちらか、またどの部分の問題であるかはまだ発表されていませんが、もしかしたら今回のもこのSAP-2かもしれませんね。
あと先日打ち上げられた「だいち2号」の衛星バスはGOSATベースです。全く同じ設計・部品ということはないかも知れませんが、少し気になります。