H2Aロケット:25号機胴体部分を公開 近く種子島に [毎日]
三菱重工業の名古屋航空宇宙システム製作所は30日、今秋にも赤道上空へ打ち上げ予定の「H2Aロケット25号機」胴体部分を、愛知県飛島村の工場で報道陣に公開した。
■今秋打ち上げH2A公開 「ひまわり8号」搭載 [中日]
直径4メートルの2段式ロケットで、1段目は長さ31メートル、重さは燃料のない状態で11・4トン、2段目は長さ11メートルで重さ2・6トン。今年5月に打ち上げた24号機と大きな変更点はないが、画像を圧縮して電送する装置を2個から1個にするなど機器を減らして10キロ程度の軽量化と数百万円のコストダウンを実現した。
二村幸基(こうき)打ち上げ執行責任者は「1グラムでも軽くするのは永遠の課題。今後はさらに機器類を削減したい」と話した
うむ、いよいよ御本尊がお目見えですね。最近ではコア機体はだいたい打ち上げの約40日前に搬入されますが、8月初旬に搬入され10月に打ち上げとなると今回はいつもより少し早いタイミングですね。伝送装置は冗長系を削減したということでしょうか。
■三菱重工、ひまわり8号の打ち上げに使うH-IIAロケットのコア機体を公開 [日経テクノロジー]
25号機では固体ブースターを2台搭載する。このため、従来のやり方のままだと画像圧縮伝送装置は2台必要となる。しかし、25号機では、2台のカメラの映像を別々に伝送するのではなく、それらを合成して1つの映像にまとめてから伝送するように変更。それにより画像圧縮伝送装置を1台に減らすことが可能になったという。
ということは、従来カメラ1つにつき1台ずつあてがっていた装置を一元化したということでしょうかね。
さらにコメント欄でご指摘戴いたのですが、25号機コア機体の手前に白く塗装された第2段機体の姿が見えます。これは果たして、例えば26号機(「はやぶさ2」打ち上げ?)で使用されるものなのでしょうか…? 確か高度化適用はTelstar12Vが初だという話だったと思いますが、21号機の時と同じく断熱効果などの部分実証を行ったりするのでしょうか。ちなみにNVSさんが取材されたこちらが21号機の第2段機体です。ほぼ同様のシルエットと見受けられます。