ソユーズ・ロケット、ガリレオ衛星の打ち上げに失敗 予定軌道を大きく外す [sorae.jp]

 ロケットはギアナ時間2014年8月22日9時27分(日本時間2014年8月23日21時27分)、南米仏領ギアナにある、ギアナ宇宙センターのソユーズ射場(ELS)から離昇した。ソユーズの第1段から第3段は順調に飛行し、約9分間にフレガート上段を分離した。

 その後、フレガートは2回に分けて燃焼を行い、打ち上げから3時間47分57秒後に、2機のガリレオ衛星を高度23,522km、軌道傾斜角55.04度の円軌道に投入するはずだった。しかし、米国の宇宙監視ネットワークによる観測結果によれば、現在2機の衛星は高度約13,700km x 25,900km、軌道傾斜角約50度という、予定から大きく外れた軌道に乗ってしまっている。

 今後、この2機が、自身のスラスターを使って予定通りの軌道に上がることができるのか、あるいは運用が継続されるのかはまだ不明だ。

うーむ、随分と明後日の方向に…。