地球の水、彗星でなく小惑星に由来か ロゼッタ探査機 [AFP]

面白い成果です。

 水素に対する重水素の割合がこれほど高いのは「おそらく67Pが、非常に低い温度で形成されたこと、さらには太陽系のごく初期から存在する原初物質である可能性が高いことを意味すると思われる。したがって67Pは、太陽系の46億年前の姿を探るための本当の宝箱なのだ」と同教授は説明する。

 一方、小惑星に含まれる水の水素対重水素比率はこれより低く、地球上の水により近い値を示す。フランス国立宇宙研究センター(National Centre for Space Studies、CNES)の科学者でロゼッタを研究するフランシス・ロカール(Francis Rocard)氏によると、彗星には水が豊富に存在するが、小惑星はそうではなく、中には水を全く含まないものもあるという。また、これまでに発見されている小惑星の数(65万個)は、彗星(4000個)に比べてはるかに多いと同氏はAFPの取材に語った。

うーむ、観測されたサンプル数がそこまで多くはありませんが、やはり小惑星起源のものが支配的ということになるんでしょうかね。となるとやはり「はやぶさ2」で持ち帰ってくるサンプルに俄然興味が湧いてきます。