5月に宇宙へ 宇宙飛行士の油井さんが意気込み [NHK]

油井さんは、打ち上げ前としては最後となる日本での滞在に合わせて、東京都内で記者会見を開きました。この中で油井さんは、「日本の宇宙飛行士としてはパイロット出身は初めてだ。訓練の時も教官から『君の操縦技術は素晴らしい』と言われ、自信を持っている。航空自衛隊のテストパイロットだった自らの技術を生かして、宇宙での活動に当たりたい」と自信をのぞかせていました。

油井宇宙飛行士:5月出発「やる気や喜び9割、不安1割」 [毎日]

 自身の役割について「将来の有人火星探査に向けて、(医学面の)データ取得など、将来につながる実験を積極的にやりたい」と語った。さらに、後に打ち上げられる機器を使って暗黒物質の発見を目指す観測が楽しみといい、「発見できればノーベル賞級の成果なので、期待している」と笑顔を見せた。

油井宇宙飛行士:ISSでの実験楽しみ 主な一問一答 [毎日]

 私は航空自衛隊パイロットでしたので、ロシアに関しては正直、ネガティブなイメージを持っていたのですが、行ってみると、ロシアの方は非常に優しくて、親日家の方も非常に多かったので、自分が今まで視野が狭かったのかなと感じました。先入観で他の国を見るのはやめようと思いました。そういう経験ができたのも良かったです。

耐G訓練も受けましたが、戦闘機は垂直方向に、頭から血が抜ける方向にGがかかります。F15ですと9Gまでかかりますが、ロシアでやった訓練は8Gまでですし、胸を押す方向にGがかかりますので、そういう面では耐えやすくて、「こんなものか」と思いました。

さすが宇宙飛行士の方は適応力が高いですよね。考え方も柔軟ですし、イベントなどでお話を聞くのが楽しいんです。