プログレスM-27M補給船、予定より早く分離していた―ロケット第3段のタンクにも異常 [sorae.jp]

 計画では、離昇から524.97秒後にロケットの第3段エンジンの燃焼を停止させる指令が出され、528.27秒後にプログレスM-27M補給船を分離することになっていた。しかし発表によると、実際には526.716秒後、つまり1.5秒ほど早く、「異常な分離」が起きたことが判明したという。この異常な分離がどういうものかについては不明だが、その結果として、プログレスM-27Mは遠地点高度が予定よりも40kmほど高い軌道に、一方の第3段は遠地点高度が20kmほど低い軌道に入ったとされる。

 また、ロケットの第3段エンジンの燃焼終了後に、ロケットの第3段の燃料と酸化剤の両方のタンクが、おそらく破裂によって、減圧していたこともわかったという。

うーむ、詳細な分析によってはだいぶ真相が変わってきそうですが、もし今回の事象がタンク破裂に起因するものだったとするとかなり深刻な話ですよね。分離後の衝突によるタンク破裂ならまだシーケンスの見直しなど比較的対処しやすいかもしれませんが。