国旗・国歌で教員処分とか、あとついでなので考えをまとめてみる

 〜今更な言い回しはキニスンナ〜

とりあえず国旗・国歌やその法制化に異議をもつ方々の主な主張。

  • 「日の丸・君が代」を国民に強要することで平和主義・民主主義・人権尊重が抑圧される
  • 戦前の軍国主義的シンボルであり、またその旧体制を想起させる
  • 平和的理念をもつ国民は上記の理由から「日の丸・君が代」に対し拒絶感情を抱いている
  • よって思想と良心の自由を保障する憲法第19条に違反する
  • そのような民主的理念にそぐわない価値観を国民に押し付けるものであり、不当である

今回処分された教職員176名の内約は、国歌斉唱の際に不起立172名、他には入場しなかったり伴奏拒否したりだったそうです。

うん、正直独特な曲調だし歌うにしても好みとかあるよね。でも起立くらいしろよと

過去の戦争についてのアレコレは省きますが、軍国主義のシンボルにして拒否感を植え付けたのが戦後教育であり、ましてや小中学校からそのように教え込む事それこそが思想の刷り込みです。戦前を持ち出して体制を批判するために都合のよいシンボルとして国旗・国歌をあげつらっているだけでしょう。
世界的な帝国主義のさなか日本は「開国」し、その中で「君が代・日の丸」が作られ、やがて世界大戦に突入しましたが、「君が代」や「日の丸」が戦争へと導いたのか?あるいは全体主義的に結び付くほど思想性の高い内容だったのかと考えてみると、日の丸は白地にお日様だし、君が代はとにかくコケが生えるほど末永くとしか詠っていない。戦争は国家vs国家なのだから国を表す国歌や国旗が掲揚されるのは当然ですし、どの国でも同じ事です。あくまで日本が悪く、「君が代・日の丸」がその代名詞だというならば、日本人としてその業を背負う気もなくやたら排他したがるのは結局ただの責任転嫁というかスケープゴートなのではないですか。あるいはただの他人事か。
それとも、国歌や国旗を変えたくらいで思想的なナニやらが払拭できると本気で考えているのでしょうか。不祥事起こしたメーカーのイメチェンじゃあるまいし。

もちろんそれらを踏まえて個人の思想の自由は尊重すべきですが、教育の初期過程においては思想的に中立であるべきです。具体的に言えば特定の思想で制限されるべきではありません。思想とは一定レベル以上のリベラルな知識を前提に大いに論議されてこそ健全であり、そうでない段階の教育現場でこのような思想的活動を行うことは生徒の思想と良心の自由を奪っています。というかサボんな。

そもそも教育に盛り込む事かいと思いますがね。どっちも意識しすぎな節があります。
それに強要っつーか別に、ナニが何でも君が代を歌いたくなければ無理をすることもないとは思いますよ。こんな事にならないように最低限の礼節をわきまえれば良いと思います。
どちらかと言えば一般常識にあたるもので、それを狭義的な考えで君が代だから「強制するな」とか言ってるんでしょう?というか他に強制してることは無いんか教師。生徒に強制するのはイクナイが教師が「強制するな」とか言って仕事サボんな。減給されないだけマシと思え。

まあでもアレですよ。君が代に限って歌わなかったら目を付けられる。歌っても目を付けられる。何とも無粋な事です。