『ローレライ』

かなり楽しめました。 邦画もようやくこれだけのスケール感を作れるようになったかと感心。 しかしまあ、アニメ関係の有力スタッフ(押井守庵野秀明)も協力しているだけあってなかなかマニアックなオマージュがふんだんに盛り込まれています。 設定自体かなりSF入ってますし。 硬派な戦争映画を過度に期待しなければなかなか見応えがあるのではないでしょうか。
石黒賢がメガネギラギラさせまくってて興奮。 予告で『交渉人真下正義』見てしまったために室井さんが終始頭をよぎった柳葉敏郎。 このへんが萌えポイント。 艦隊のシーンや水面描写でどうしてもCG感を意識してしまったものの、艦隊の俯瞰描写やB29などは素直に燃えましたね。
原作本は未読ですが、これなかなかブ厚いものであるとの話を聞きました。 しかし映画ではダイナミックに端折られている個所などが気になりますのでいずれ気合でチェックする予定。 劇中では浅倉の動機周りがどうにも説得力不足が否めず残念。 原作を読んだ人によるとキャラの頭数をギリギリ詰め込んだためキャラ作りもギリギリになってしまっていると。 ああなるほどと思いました。 最後に、不覚にもラストの鼻歌でジーンときてしまいました: (ノД`)゜