北九州市の監禁・殺害事件

正直、こんなにも惨たらしいものだとは知りませんでした。

北九州市の監禁・殺人事件(WebArchive) <読売九州>

97年12月21日。暖かい日差しがさす穏やかな朝だった。朝日の遮られた室内。正座させられた父誉(たかしげ)さん(当時61歳)を、親族全員が取り囲んだ。緒方被告が電気コードの先端に付けた金属製クリップを唇に挟んだ。電気を通すと、誉さんの体は、数秒で崩れ落ちた。誉さんの死は、親族崩壊の序章だった。母静美さん(同58歳)殺害、妹夫婦の不審死と続いた。
両被告による虐待はエスカレートした。首に電気コードを巻き付け、両側から交互に引っ張ることを“コマ回し”と呼んだ。
最後の凶行は、梅雨の晴れ間がのぞく98年6月7日夕。彩さん(同10歳)はすのこの上に寝かされ、手足をすのこに縛り付けられた。通電は数十分にも及んだ。虐待を受け続けた彩さんはついに力尽きた。
親族の遺体はいずれもマンションの浴室で切断された。生きていた親族が手伝わされた。切断する作業は1週間以上かかった。
「切断に時間がかかり、においが大変だった」「遺体の一部は、海に捨てた」。緒方被告は凶行の様子を淡々と供述する。

松永被告に支配され続けた緒方被告 <朝日福岡・北九州>

検察によると、監禁被害女性(20)の父が殺害された後、緒方一家は「緒方被告が死体解体にかかわった」と松永被告に脅迫された。マンションの一室に閉じ込められ、食事や睡眠、排泄(はいせつ)まで徹底的な支配を受けた。奪われた金額は6千万円以上とされる。服従しなければ通電が待っていた。

緒方被告による通電で、父誉(たかしげ)さんは死亡。松永被告は緒方被告が罪を犯したという「負い目」を一家に負わせ、最も幼い優貴ちゃんを除く5人全員に死体解体を命じた。こうして一家は松永被告に支配されていく。

緒方被告は5歳のおいを手にかける時、「生きていてもかわいそうだから」と自分を納得させた。臨月を迎えた体で遺体を解体した時は、「供養なんだ」。松永被告に暴力的なセックスを求められても、「仕事だから」と受け入れた……と証言している。

「死体をミキサーにかけてペットボトルに肉汁を入れ、公衆便所に捨てに行きましたね。その時、それを持って警察に助けを求めることはできたはずだ。すべきことをしなかった点で、あなたは責められる」
緒方被告は「はい」とうなずいた。一瞬のためらいもなかった。

リンク先にはもっと詳しく書いてありますが、要するに家族同士で殺させて、家族同士で遺体処理させたという事だそうです。 何とも胸糞悪い…