中国軍事費は公表の2〜3倍、周辺脅威に…米国防総省

人件費が大半を占める日本の防衛予算とはケタが違うぜ!

国防総省は19日、中国の軍事力に関する年次報告書を議会に報告し、公表した。
2005年の軍事費について中国政府は299億ドルと公表しているが、報告書は、実際は公表の2〜3倍で、最大で900億ドル(約10兆円)であると推計。米国、ロシアに次いで世界第3位の軍事大国になっているとして、軍事費の不透明性に不満を表明した。この傾向が続けば、軍事費は2025年までに3倍以上に増大するとも述べ、急速な軍の近代化と合わせ、長期的には周辺国・地域や周辺地域の米軍に対する明白な脅威になり得る、と警告した。
軍事力の近代化では、特に空海軍力について詳細に報告。このうち、台湾対岸に配備している短距離弾道ミサイルは、650〜730基に達すると明記。昨年の報告書で指摘した「500基以上」を大きく上回り、年間100基以上の増強で、射程や精度の向上も図られているとした。

これらのミサイルの照準は当然日本にも合わせられているわけで。

さらに、中国の軍事力の増強の速度や規模は、「地域の軍事バランスを危うくしている」と指摘。すでに中国軍は、日本やベトナムなど周辺国との領土問題や資源採掘権をめぐる紛争に呼応した動きを見せており、将来的には中国指導者がこうした問題の解決のため、軍事的手段に訴える可能性は否定できないとした。

まあこの辺はいまや周知ですね。 これほどの露骨な挑発行為に対してこれ以上中国に妥協しても何も良いことはありません。