日本海呼称問題(米議会図書館所蔵の地図に関する調査)

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めずらしく外務省がGJなされました。

調査結果は、以下のとおりである。

(イ)1300年から1900年の間に発行された地図・地図帳のうち、日本海海域を示しているものは総計1730枚あった。それらのうちの同海域に何らかの呼称を記載している地図は1435枚あり、これらの地図の77.4%に当たる1110枚の地図が「日本海」という表記を用いていた。

(ロ)これら1435枚の地図・地図帳のうち、日本海海域を「朝鮮海」と記載したものは188枚(13.1%)、「中国海」が22枚(全体の1.5%)、「東洋海」が20枚(全体の1.4%)であり、「東海」と記載された地図はわずか2枚(0.1%)にすぎなかった。

(ハ)呼称が並記された地図のうち、日本海と朝鮮海が並記された地図は14枚(0.9%)、「日本海・東洋海」は7枚(0.5%)、「東海・朝鮮海」は4枚(0.3%)、「日本海・中国海」は1枚(0.07%)であった。また、上記いずれの呼称にも当てはまらない地図は8枚(0.6%)であった。

(ニ)地図・地図帳の発行年代に着目してみると、18世紀までに発行された世界各国の地図は、日本海海域の名称として「日本海」、「東洋海」、「朝鮮海」等、様々な名称を用いていた。しかし、発行時期が19世紀になると、この時期に発行された地図・地図帳全体の82.4%にあたる1059枚が「日本海」との呼称を用いていた。特に、19世紀の中でも、日本が鎖国下であった時代(便宜的に1860年を境とした)に作成された地図563枚のうち、74%に当たる417枚において日本海という表記を用いていた。このことから、「日本海」という名称は、我が国が鎖国下にあって国際的影響力を行使できなかった19世紀から、ヨーロッパにおいて定着してきたものである」とする我が国の主張の妥当性が改めて確認された。

抜粋した一部の中から数字を出した韓国側の調査に対し「同図書館の所蔵する地図全てを一点ずつ検証」したのだそうです。