「職務重圧で自殺」上海領事館、遺体引き取り時に説明 [読売]

関係筋によると、総領事館側は、中国情報当局から執拗(しつよう)に情報提供を求められていたなどとする遺書の内容をすでに把握していたが、「真相を伝えた場合、発覚を恐れる情報当局に妨害され、遺族への遺体引き渡しを拒否される可能性がある」と判断。自殺の動機を「仕事の重圧」と説明し、それを記した書類に館員が署名した。

なるほど、中国側が強気に出るわけですね。

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それによると、中国側は「年老いたお母さん、奥さんと一緒に住むことも、今の仕事も続けられなくなるぞ。それどころか、国と国の問題に発展する」などと脅迫し、内部情報を求めてきた。

これに対して電信官は「また明日6日、会うことになっています。電信官と知っている以上、絶対にシステム、電報の内容を聞いてきます」「おれは絶対に国を売ることはできないし、死ぬまでヤツらに追い回される苦しみ、自責の念にさいなまれることは、耐えられないことです」「いつか、死ぬくらいなら仕事を辞めると言いましたが、やめるだけでは済まない状態になってしまいました。卑劣なヤツらです」「本当に怖い国です」と自殺に至る判断や苦悩を妻に訴えている。