低コスト化で岐路に立つM-Vロケット (1) [日経]

筑波宇宙センター側による、SRB-Aを第1段に使ったM-V低コスト化案では、打ち上げ能力は1.2tにまで低下する。公称値の2/3になるわけだが、実際の打ち上げ能力である2.3tからすると半減ということだ。

打ち上げ費用が半分になったとしても、ペイロードの単位重量当たりの打ち上げコストは変わらず、開発費用の分だけ予算がかさむということになる。

安かろう悪かろうでは元も子もないどころか損という話。 良く取ってもせいぜいバリエーションの1つにしかならんのではないでしょうか。 1回の打ち上げ費用にして7割程度の開発費で価格を半減できるなら明らかにそれを選ぶべきだと思うんですが。 そもそもM-Vイラネという話なのならばそれこそ新型開発すべきで、共通化案など論外では?