宇宙ステーション補給機(HTV)の試験機が公開、実証機は2009年2月打上げへ [MYCOM]

先日公開された日本の宇宙ステーション補給機「HTV」の試験モデルについて詳細な記事。 スラスタには実績のあるスペースシャトルのものが搭載されるそうです。 しかしでっかいなー、ちょっとしたバスくらいの大きさ。

今回公開されたのは、HTVの「熱構造モデル(STM)」と呼ばれる試験機。宇宙空間の熱環境(極低温&高温)や打上げ時の振動などに、機体が耐えられるかどうか確認するために開発されたもので、実際に打上げられるのは次の「技術実証機(PFM)」からとなる。技術実証機の開発はすでに一部着手されており、今秋あたりから本格的に開始する予定。

ちなみにHTVの国産度だが、「輸入品率は30%程度」(虎野プロマネ)とのこと。"純国産"とはならないが、これは「国産にするか輸入にするかは(コストなどとの)トレードオフで決めている」(同)のだそうだ。1機あたりのコストについては「まだ精査中」(同)のため明言は避けたが、「少なくともATV(後述)よりはずっと安くなる」とした。