北朝鮮ミサイル問題 韓国統一相の米批判発言を擁護 盧大統領に集中砲火 [西日本新聞]

 北朝鮮への対応で日本批判を続けていた李統一相は最近、「(ミサイル発射阻止の努力で)米国に最も多くの失敗があった」「米国のすることが国際社会の行動ではない」と対米批判を連発。これに与野党ともに反発し、24日の国会では野党が「対北支援、南北融和政策こそが失敗」と李統一相を追及したものの、統一相は融和政策堅持を主張した。

 国会で激しく叱責(しっせき)された揚げ句、辞任要求まで突き付けられた李統一相に、メディアや市民団体も批判を強めたことから、盧大統領は25日、青瓦台(大統領官邸)に閣僚を集めた会議でこの問題に言及した。

 ところが盧大統領は、李統一相の国会答弁が明確でなかったことを責めつつも、「(米国の政策について)韓国の閣僚が『成功していない』と発言してはいけないのか」「発言のために閣僚が国会で糾弾される必要があるのか」と主張した。

 さらに「(統一相は)米国が最も多くの失敗をしており、韓国は小さな失敗をした、との趣旨で述べた」と指摘、閣僚らに「(国会で追及されたら)北の首を絞めようとでも言うのか、米国が一切誤りのない国だとでも言うのか、と反問すべきだ」と促した。

 盧大統領の発言内容は瞬く間に国会を駆け巡り、与党ウリ党からも一斉に反発の声が上がった。同党指導部は「半島が緊張している中で、大統領がそこまで言うか」「国会にやいばを突き付けた発言で、言うべき言葉もない」と動揺している。

ろくな対応策もとらずに他国の批判ばかりしている事が叩かれているのにも気付かずはぐらかしているばかりでまさに泥沼。 韓国は「(あまり)失敗していない」と言うけど、それはつまり「(殆ど)何もしていない」という最大の失敗なんですけどね。 安保理からハブられて、北朝鮮からもキレられてる現状がそれをよく表しています。