ロケット?の金属片漂着 鳴門の海岸、H2A先端部分か [徳島新聞]

金属片はアルミ製で、縦約二メートル、横約三メートル。約五センチの厚みがあり、内部は八角形が並ぶハチの巣構造。重さは不明だが、同署員が数人で持ち上げられる程度という。金属片には直径一センチ程度の貝が多数付着していて、塗装面の一部がはがれていた。

宇宙機構によると、一月二十四日に種子島宇宙センターから打ち上げたH2Aロケット8号機の先端部分で、搭載した衛星を保護するカバー(フェアリング)の一部ではないかという。8号機は、陸域観測技術衛星「だいち」を軌道に投入した。

ロケットは通常、一段目、二段目と切り離して上昇する。エンジンが付いた分離部分はそのまま海中に沈むが、フェアリング海上に落下し、業者が回収している。しかし、全て回収できるとは限らず、宮崎県など九州沿岸に数回漂着しているほか、海流に乗って数年前には和歌山県の海岸でも見つかっている。

へー、フェアリングって浮くのか… ってかよく考えたら衛星を断熱するんだから当然ですね。 回収するのはデータ取りのため?