北朝鮮核実験関連
■北朝鮮北東部の地表変動確認できず 画像分析 [朝日]
北朝鮮が地下核実験を実施したとみられる北東部周辺で、政府は情報収集衛星による撮影を続けているが、防衛庁などの画像分析で、地下核実験に伴って起きる地表の変動がまったく確認できないことがわかった。同庁では「爆発の規模が極めて限定的だった可能性もある」とみている。
情報収集衛星は現在、「光学センサー」を積んだ2基と、「合成開口レーダー」を積んだ1基の計3基が稼働中。関係者によると、このうち、地表に発射した電波の反射波をとらえて形状を把握する「合成開口レーダー」が、10日夜から連続撮影している。
レーダー衛星は悪天候時や夜間の撮影が可能で、とくに地表観測では威力を発揮する。過去の画像と比較して分析しているが、他国の地下核実験では見られる実験場周辺での土砂崩れや地表の陥没、地層のひずみなどの地表変動が、今回は確認できていないという。
最近出番の多い情報収集衛星。 朝鮮日報の記事によると、米国の偵察衛星KH-12の観測でも地表の変動は確認できていないようです。