太陽横切る水星を全国で観測可能 9日朝、次は26年後 [朝日]

水星が太陽の前を横切る「太陽面通過」が9日朝、全国で観測できる。太陽、水星、地球が一直線上に並んだときに起こる珍しい現象だ。

国立天文台によると、水星の太陽面通過は3年ぶりで、次回は26年後になる。水星は日の出前の午前4時すぎに太陽の左ななめ下から入り、午前9時10分ごろに右側に抜けていく。水星の見かけの大きさは太陽の約200分の1しかないため、肉眼では見られない。

太陽は大変明るいため、早朝とはいえ直接見ると目を痛める。同天文台は、黒点観測用の投影板をつけた望遠鏡での観察を呼びかけている。

次は4半世紀後のようです。 ちなみに太陽観測衛星「ひので」もこの太陽面通過の瞬間を狙っている模様