「薬事法違反」を口実にした警察当局の強制捜索を断固糾弾する [朝鮮総連]

今回の強制捜索の口実となった点滴薬は、在日同胞女性(75歳)が去る5月に祖国を訪問する際、自分の病気治療と健康管理のために持参しようとしたものにすぎず、決して「薬事法違反」には当たらない。

にもかかわらず、日本の警察当局がこのように大々的な強制捜索を行ったことは、前例のない極めて悪質で許しがたい暴挙である。

いち在日同胞女性の「万景峰−92」号による祖国訪問に関連付け大きな政治的事件にデッチ上げようとする警察当局の行為にこみあげる怒りを禁じえない。

この在日朝鮮女性を強制捜索の対象とすること自体、非道極まりない行為であり、警察当局のいう「薬事法違反」とはまったく関係のない朝鮮総聯を犯罪視し、無関係の機関と事務所まで強制捜索したことは、法と権力の乱用であり、言語道断である。

また、「科協が医薬品持ち出しに関与した疑い」を云々し、ひいては「軍用物資調達」「大量輸出」などとまったく根拠のない虚偽情報を流布しながら、あたかも朝鮮総聯が「犯罪団体」であるかのような歪んだイメージを作り上げようとすることを決して容認することはできない。

いやあこれはひどい。 「あるかのような」じゃなくて、犯罪そのものでしょう?

>>点滴薬持ち出しの在日朝鮮人、説明覆す 背後関係捜査へ [朝日]

調べでは、女は今年5月、朝鮮総連都本部の祖国訪問事業で「万景峰92号」で北朝鮮に向かう際、点滴薬60袋と肝臓疾患薬120本を無申告で荷物の底に隠し、持ちだそうとした疑い。

見つけた税関当局が事情を聴くと女は当初、「自分で使う」と説明していたが、「量が多すぎる」と指摘されると、「北朝鮮で医師をしている親族に届ける」と説明を変えたという。結局持ち出しは認められなかった。聴取の際には朝鮮総連新潟出張所の関係者も立ち会ったという。

女の親族には、朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会(科協)」の幹部がいる。警視庁公安部は科協が朝鮮労働党対外連絡部から直接指示を受けている団体とみている。

60袋とか120本とかどんだけ使うんだよ!というツッコミを待たずして「親族の医師に届ける」と言い換えておられますね。 そもそも申告は総連側が代行していたそうですし、関連性を疑わない方がおかしい。

>>薬事法違反容疑で朝鮮総連など捜索 点滴薬を北朝鮮へ [朝日]

国内メーカーなどによると、この点滴薬は、医師の処方箋(せん)が必要な総合アミノ酸製剤注射液。手術前後の患者の栄養管理に使われるほか、被曝(ひばく)による放射線障害で、消化管からの体液流出などの症状が起きた際に用いられるという。04年度までは都内の医薬品メーカーが輸出していたが、その後は輸出されていないという。

2年前からは正規のルートから忽然と消えたそうで、その目的は数量を隠す事だったとも言われますが、それは北朝鮮内部の動きに関連性があるのではないでしょうかね。 困窮にしろ実験にしろ。