「はやぶさ2」実現に向けて [松浦晋也のL/D]

松浦氏やかつて中の人だった方々の話によると、財務省的にはJAXAに予算配分を任せる意向で、JAXA内でも「はやぶさ」は上位に食い込んでいるもののまだまだ食い合いかねない状況らしい。　ISASにはメールしたけどJAXA本丸にも出しておこうかな。　他にも関心の高いミッションはありますが、「はやぶさ2」はかなり切羽詰っているので。
というわけでJAXA理事長宛に要望メール出しました。　フォーマルな文章を書くだけでも息切れするのに省庁やでかい機関の偉い人宛てだなんて動悸がｗ　まあ、伝えたい事は詰め込んたつもりです。
以下メール本文。

前略、JAXA理事長・立川敬二様、同副理事長・間宮馨様

先日、小惑星探査機「はやぶさ2」に向けた予算の申請が
なされたとの報道を耳にし、日本における将来の深宇宙探査に
大きな展望を抱きました。「はやぶさ」において数々の困難を
克服したアクロバティックな運用経験は、今後の計画でさらに
大きく花開くものと期待しています。

ところで、こちらも報道されたとおりですが、NASAにおいても
「はやぶさ」と同様の探査計画が持ち上がっていることを先日
知りました。しかも、「最初の試料採取」を謳っていると聞きます。
これは明らかに「はやぶさ」を強く意識したもので、それだけ
NASAにあっても画期的なミッションであったという表れだと
私は思います。

「はやぶさ」は今なお慎重な運用を課せられており、今後も
トラブルが起きないとも限りません。このミッションによる
成果を確固たるものにするためには、他のどこよりも先に
JAXAがその本流を築く事が不可欠であると思いますし、
それだけの能力もお持ちであると思っております。

予算的に厳しい中、誠にぶしつけな意見ではありますが、
「はやぶさ2」のより早期実現に向けた措置をお願いしたく
メールさせて頂きました。
お忙しい中、お目通しいただき有り難うございます。