宇宙の軍事利用 急加速 「非軍事」取り払い 自公・財界狙う [赤旗]

└(id:black_knight

宇宙科学分野への影響が懸念されています。

「学問は、公開の原則があってはじめて研究者が育成される」と、軍事利用による機密性との矛盾を指摘するのは、国立天文台で電波天文学の研究をする石附(いしづき)澄夫さんです。「日本の宇宙科学は、軍事から切り離され、科学者・技術者集団の自発的な意思に支えられて、大きな成果をあげてきた」といいます。

宇宙航空研究開発機構JAXA)の関係者は「軍事分野では、どうしても秘密主義がでてくる。実際、情報収集衛星に誰がかかわっているのかは、JAXA内部でも一部の人間以外は知らされていない」といいます。「安全性にかかわる技術交流が妨げられたり、論文発表が自由にできなくなる。そうなれば、科学者にとっても社会全体にとっても、大きな損失だ」と指摘します。

また、軍事予算が増える分、平和利用の宇宙科学予算が減らされる可能性も大きいといいます。

うーん、現状、予算に関しては情報収集衛星(IGS)は宇宙関連費としてJAXAの予算をモロに食っている状況ですので、むしろ防衛枠に移されることに期待しているんですが。 技術関連については、まだIGSが出遅れている段階ですし、日本の場合、世界一般的に言われる軍事技術からのスピンオフというものはあまり聞きませんので、特に科学分野の妨げになるものは無いように思いますが…、まあこれは所詮素人外野の感想なので何とも。
いずれにしろ、「専守防衛」を標榜する日本としてはますます情報戦で先手を打たなければならない、そうでなければいつまでもアメリカから解像度を落した画像を買うことになります。