日米開戦最後通告 外務省が公電を改竄 大使館に責任転嫁? [産経]

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ところが、終戦直後の昭和21年2月付外務省編纂「外交資料・日米交渉・記録ノ部(昭和16年2月ヨリ12月マデ)」に収録された901号電の手書きの写しでは「(十四部ニ分割打電スべシ)」の部分が削られていた。

日本外交文書はこれを基に平成2年に出版され、外交史研究などの基礎資料になっている。

公電の原文は、最後通告電が計14通送られてくることを大使館側が事前に承知していたことを裏付けている。

開戦当時の日本外交を研究している元ニュージーランド大使の井口武夫尚美学園大名誉教授によると、当時電信事務では、全部で何分割されたか分からない状況では、電信担当官を帰宅させてはならなかった。逆に事前に14通あることが分かっていれば、残り1通だけを待って徹夜させるのは行き過ぎ、という。

実際、ニューヨーク在住で当時の大使館員で唯一生存する吉田寿一・元大使館電信担当官も今年9月、井口氏に「最後の14部目がいくら待っても来なくて、ひたすら電信室で待っていたが、午前3時過ぎに、あと1通だけで山が見えたから、上司に、数時間でも朝まで帰宅して休むよう指示された」と証言した。

結局、最後の1通に事実上の最後通告となる「日米交渉の打ち切り」が明記されていた。

結構前から出ているネタらしいですが、こういう話もあるもんだなあ。