立川理事長がはやぶさ2 NASA 連携の可能性を示唆 [はやぶさまとめニュース]

宇宙航空研究開発機構は、地球から約3億㌔離れた小惑星イトカワに着陸し、地球帰還を目指している探査機「はやぶさ」の後継機について、米航空宇宙局(NASA)との連携も検討していく考えを明らかにした。早ければ10年に打ち上げる構想もあり、立川敬二理事長は11日、「国際協調のほうが実現の可能性が高い」と述べた。
宇宙機構の構想では、後継機「はやぶさ2」は,はやぶさで発生した不具合を直すほかは、設計はほぼ同じ。10〜11年に打ち上げ、13年に小惑星1999JU3に着陸。岩石サンプルを採取後、15〜16年に地球に帰還させる考えだ。

朝日紙面に掲載されていたそうです。 んんー、発言の意図するところから推察しなければいけない話ですねえ。 「はやぶさプロマネ川口教授としては

日本がNASAのOSIRISに参加することは、日本が持つ有利性や独自性を放棄することを意味しており、日本にとって益がないばかりか、惑星探査において大きな損失につながるものです。

逆に、日本が「はやぶさ2」を実施し、そこにNASAを参加させれば、日本の先進性を維持しながら、惑星探査分野における国益を維持することができます。

ということなので、つまりそういう事なら問題は無いと思います。 「NASAとの連携」「国際協調」であって、「共同開発」という言葉を使わず、「はやぶさ」の基本設計を踏襲すると記事は書いていますので、NASAの「OSIRIS」に取って食われるという事ではなくむしろその逆? いずれにしろNASAの持つ深宇宙通信アンテナは必須ですし。
むしろ理事長の発言をもって今現在JAXAとしては「する」方向であると判断できるかどうかですよねー。 なんせ最低ラインである5億円の予算請求に対し付いたのが5千万円ですから…