きく8号:携帯端末からの受信装置が故障 [毎日]

衛星を開発した情報通信研究機構によると、1月30日に、この装置に電源を入れる信号を送ったが、電源が「ON」と「OFF」を繰り返す状態が続いた。この部分の温度も上昇せず電源が入っていないと考えられるという。増幅器は衛星下部に32台配置されており、地上の小型携帯端末から受信した微弱な電波を増幅させる。増幅器自体の故障か、増幅器と電源をつなぐ回線がショートしているなどの可能性があるという。

原因によっては、衛星の主目的の一つ、小型携帯端末からの受信ができなくなったり、受信できる地上の範囲が狭まる可能性がある。

この不具合は心配ですね… 火星探査機「のぞみ」のあの不具合が思い浮かびました。 予備でも同じ症状が出るとなると、やはり増幅器自体に問題があるのでしょうか。 ショートが発生しているとすれば、該当個所をカットしたり迂回したりは出来ないでしょうか?

>>技術試験衛星「きく8号」、通信機器が故障 [日経]

情通機構などは、増幅器か、電源と増幅器をつなぐ電線などに異常があるとみており、原因究明を急ぐ。打ち上げ2カ月前の昨年10月の地上試験では問題なく作動したという。

>>きく8号、装置に異常 通信実験に影響も [朝日]

増幅装置は8組あり、1組が壊れた程度ならば実験で計画している微弱な電波も受けられるが、複数が働かなければ難しくなり、8組すべてがだめならば大型アンテナを使った受信実験が全くできなくなる。

>>「きく8号」増幅器に異常、通信実験に支障の懸念 [読売]

姿勢制御など衛星の基本機能は正常で、JAXAでは「デブリ宇宙ゴミ)の衝突など、外的な要因は考えにくい」としている。

んー、受信側の増幅器だけ全部ダウンとはさすがに考えられないと思いますし、なんとか部分復旧は出来んもんでしょうか。 まあ、慎重に対策を練っているところでしょうね。