幅6.5メートルの鏡、髪の毛数本分のシャッター 次世代宇宙望遠鏡の開発着々 [AstroArts]

ポスト・ハッブルであるジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡。

JWSTのもっとも顕著な特徴は、やはり光を集める鏡の大きさだろう。HSTの主鏡が口径2.4メートルであるのに対し、JWSTは6.5メートルもある。

HSTと違って、JWSTは折りたたまなければロケットに搭載できない。また、地球から150万キロメートルも離れていては宇宙飛行士によるメンテナンスも不可能なので、打ち上げ当初のHSTのような主鏡のゆがみはあってはならない。そのため、18枚の6角形をつなぎ合わせる「合わせ鏡」方式が採用されている。もちろん同じ大きさの一枚鏡に比べて性能は落ちるが、それでもNASAの開発関係者によれば「光を集める効率はHSTの9倍」だ。

JWSTの主鏡はただ大きいだけではなく、HSTが開発された当時からの技術の進歩も確実に反映されている。それは口径(直径)がHSTの2.5倍、面積が7倍もあるのに、重さが半分ほどしかないところに表れている。

スゴー。 しかもこんなのを宇宙空間で展開するって。 マイクロシャッターアレイというのも凄い技術ですね。 ハッブルの苦手だった赤外線領域を主眼に置いているそうですが、最近は「すばる」を代表するように、地上からの天体観測技術がハッブルを凌ぐほどになってきてますから、世代交代はスムーズに行きそうな感じがします。