金融制裁解除 政府、北への圧力堅持 包囲網ほころび懸念 [産経]

政府は、米国がマカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮関連口座凍結を解除する道を開いたことを受け、北朝鮮が核放棄に向けた具体的な措置に踏み切るか注視している。ただ、今回の措置で北朝鮮に対する国際的な圧力にほころびが出る懸念もある。政府は拉致問題解決への具体的な進展がない限り、北朝鮮側の制裁解除の要求には応じず、「対話と圧力」の方針を堅持する考えだ。

BDAに処置を一任する形で実質制裁解除。 アメリカの腰砕けっぷりには泣かされますね。

関係国に北朝鮮に対する軟化姿勢が広がった場合、核・ミサイル開発問題だけでなく、拉致問題を抱える日本は置き去りにされる恐れもある。麻生外相は参院外交防衛委で「最後に拉致の話が(6カ国協議の)俎上(そじょう)に上ってくると覚悟している」と述べた。

このため、日本政府はテロ支援国家の指定解除は拉致問題解決を条件とするよう、米国に求め続ける方針だ。首相は2月のチェイニー米副大統領との会談後、「米国も同盟国として当然、日本の立場を理解してくれている」と強調した。

いやほんと、これまであっさり手のひら返すようなことがないよう願います。