月はどこまで資源の星か 世界各国、探査機打ち上げラッシュ [朝日]

日本とインドの探査機はあくまで観測に徹し、米国は月面基地建設を有人火星探査実現のためのステップと位置づけているのに対して、中国の月探査構想は、国威発揚とともに、資源獲得をあからさまにその目標としている。

中国科学院の責任者が「月が地球の資源貯蔵庫になりうる」と色めき立って言及しているのが、核融合燃料となるヘリウム3の存在だ。

「月面のヘリウム3を利用した核融合は、アポロ計画の成果を強調するように80年代にアメリカで提唱されましたが、現状ではアカデミックな研究価値はあるものの、まだまだ基礎研究の段階です」と小川教授はいう。

うがった見方をすれば、米国と張り合う性急な宇宙開発計画に大衆を「実利」で納得させるプロパガンダの色合いも透けて見えそうだ。

確かに、中国の月開発担当者は国威発揚そのまんまな事を口にしていましたから、縄張り争いって感じもします。