平成19年(2007年)能登半島地震に関する陸域観測技術衛星「だいち」による観測の結果について [JAXA]

図1は、4月10日22時27分頃に取得した「だいち」搭載のパルサー(PALSAR)*1の画像データ(図2)と、2月23日にパルサーで取得した画像を差分干渉処理*2させて得た地殻変動図です。2月23日〜4月10日の47日間に、衛星と地面の距離の伸び縮み具合を面的に色で表したもので、輪島市門前町を中心に西の方向に最大約45cmのずれ(隆起)、門前町を含む約40km四方に集中した地盤隆起の様子が見受けられます。国土地理院においても、GPS観測等から断層面のずれによる地殻変動が検出されておりますが、今回の「だいち」の観測では、この地殻変動を裏付ける観測結果が得られました。

おお、震源地を中心にググッと隆起していますね。