イトカワ表面で「土砂崩れ」 探査機の画像を分析 [朝日]

宇宙航空研究開発機構によると、イトカワはそら豆のような形で、大きさは長い部分が約540メートル、短い部分は約210メートルと小さな天体だが、岩ばかりの場所もあれば、小さな砂が集まった平らな「海」もある。

東京大総合研究博物館の宮本英昭准教授らは、はやぶさイトカワに接近、着陸した際に撮影した画像を分析した。イトカワには地球の数十万分の1の重力しかないが、岩はまるで斜面を転がったように、多くが同じ方向を向いている規則性が見つかった。

5枚の写真に写っていた約5千個の岩を調べたところ、かすかな重力の働く向きと「土砂崩れ」の方向が一致。小天体の衝突や惑星の重力などによってイトカワ全体が揺さぶられ、地表の岩石が動いたと結論づけた。

宮本さんは「小惑星の表面は想像より活発に動いていた。今後の探査計画や小惑星の資源利用に役立つ成果」と話した。

おお、まるでザラザラと流れたかのような地形変化ですね。 まだまだイトカワネタは尽きないなあ。