国産ジェット商業化へ前進、機体開発に支援400億円規模 [読売]

経産省は08年度から11年度までの4年間をかけて、三菱重工が「MRJ」の機体を開発するための補助金を拠出する。「MRJ」は70〜90席の小型航空機で、開発総額は約1200億円にのぼり、そのうち3割程度を国費で賄う見通しだ。

経産省が事業を進めるのは、三菱重工からヒアリングを行った結果、〈1〉国内外の航空会社からある程度の需要が見込める〈2〉機体の製造費用を採算がとれるレベルに抑えられる――と判断したためだ。

三菱重工は03年度以降、「MRJ」の準備段階として、部品などについての研究開発を進め、これに対し、国も資金支援してきた。今回の措置で機体そのものへの補助金が出ることで、本体の開発を本格化する。三菱重工は、受注獲得活動を進め、来春までに商業化を最終決定する見通しだ。

MJこと「MRJ」にいよいよGOサインが出た模様です。 MHIは今年度からH-IIAロケットも自社で運用することになっていますし、食い合いにならないようにうまく乗り切れるよう願っています。