三菱重工と東レ、国産ジェット機体コスト減へ新技術 [日経]

三菱重工業は2012年の事業化を目指す国産ジェット機向けに、機体に使う炭素繊維を低コストで加工できる新技術を東レと共同で開発した。軽量化で燃費性能を向上させつつ、アルミ製に比べ割高な機体コストを下げることが可能になる。三菱重工は18日に開幕したパリ国際航空宇宙ショーで国産ジェット機の概要を発表、本格的な販売活動に入る予定で、新技術を今後の売り込みの目玉の1つに据える。

「三菱ジェット」正念場 エアショーで航空会社に必死のアピール [日経BP]

三菱重工のある首脳は「事業化には3つの大きな課題がある」と打ち明ける。その3つの課題とは「国内での数十機から100機程度の先行受注の確保」「機体保険料の負担削減」と「国による支援獲得」。これらは航空機の新規開発にほぼ共通する課題だが、三菱重工にとっては、中でも先行受注の確保が頭の痛い問題となっている。

GE製エンジンの採用に期待=次世代旅客機「MRJ」に−日本GE社長 [時事]

ゼネラル・エレクトリック(GE)の日本法人、日本GE(東京)の伊藤伸彦社長は15日の記者会見で、三菱重工業が2012年の就航を目指し開発を検討している70−90人乗りジェット旅客機「MRJ」について、GE製エンジンの採用に期待を表明した。

初の旅客ジェットで既存のシェアに割り込み先行受注を一定量確保できなければ事業化に踏み切れない等々という難題が揃い踏みですが、それらを克服するにはある程度画期的でかつ高い信頼性を実現しつつコストも抑えるという絶妙さが要求されるようです。 そのために、エンジンは信頼性とコストの面でひとまず実績のある海外技術を導入するのでしょうか? いつか乗れたらいいなあ。
以下の公式サイトでMRJのイメージ動画などが配信されています。