米火星探査機フェニックス、打ち上げ成功 NASA [朝日]

着陸予定地点は北緯約68度の平原。NASAによると、着陸時期は初夏にあたるが、それでも地表付近の気温は零下33〜73度という極寒の地だ。

着陸後、搭載したロボットアームで地面を掘り返して、火星の氷の存在の直接確認を目指す。さらに、化学分析装置や顕微鏡で凍土の成分を詳しく分析する。火星の極域に氷が存在することは、NASAの探査機マーズオデッセイによる上空からの観測などから確実視されている。

NASAは火星の氷の存在を確かめるため、99年12月、南極圏に探査機マーズ・ポーラー・ランダーの着陸を試みたが失敗。フェニックスが約9年ぶりの再挑戦になる。

極地探査機としても、一旦中止されたプロジェクトとしてもリベンジ。 ひとまずは打ち上げ成功おめでとうございます。