痕を残したのは流星? いえ、れっきとした恒星です [AstroArts]

ミラはおよそ332日周期で3等から9等まで明るさを変える有名な変光星で、今年の2月には1等台まで明るくなって話題になった。その正体は赤色巨星、つまり太陽のような星が年老いた姿だ。エネルギーのバランスが不安定で大きく膨張していて、収縮を繰り返すことで明るさを変えるのだが、同時に外層からは物質が逃げ出している。

ふつう、逃げ出した物質は球殻状に広がり、死を迎えた恒星をとりまく「惑星状星雲」として観測される。ところが、ミラは秒速130キロメートルという赤色巨星としては異常な速度で恒星間空間を移動している。そのため、放出された物質が後に取り残されているのだ。「しっぽ」の長さは13光年もあり、3万年分の経路に相当する。

うはー、なんだこれは…(゚Д゚)ポカーン スケールでかいなあ。