福田新総裁が誕生、24日に党3役選任へ [朝日]

安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明を受けた自民党総裁選は23日、衆参両院の国会議員と都道府県代表による投票が行われ、福田康夫官房長官(71)が330票を獲得し、197票の麻生太郎幹事長(67)を破って新総裁に当選した。

福田氏は麻生派(16人)を除く同党内の全8派閥から支持を取り付け、国会議員票で麻生氏をリードし、都道府県の票でも麻生氏を引き離した。麻生氏も事前の予想を上回る200票近い票を獲得して善戦した。福田氏は24日に幹事長など党3役を選任し、25日の国会で首相指名を受け、福田内閣を発足させる。

福田氏は新総裁に当選後、両院議員総会であいさつし「(総裁に当選して)感激している。職責を十分に果たすよう全身全霊かけて励んでいく覚悟」と述べた。福田氏はさらに「自民党は大きな困難に直面している。国民の信頼を回復し、着実に政策を実行する政党に生まれ変わりたい。私はその先頭に立ってやっていく」と述べた。

麻生氏は、同総会後の会見で、福田康夫新総裁がリードする体制とのかかわり方について「投票の数字を持って、それを核にして反対勢力や抵抗勢力になるつもりはない」とし、「自民党が活力ある開かれた国民政党としてやっていくことが日本のためになる。決まった以上、いっしょに党の再生に微力を尽くしたい」と述べた。

自民党総裁選、党員投票では麻生氏が福田氏上回る [読売]

福田康夫・元官房長官が76票(53・9%)を獲得して麻生太郎幹事長の65票(46・1%)を上回ったが、大きな差はつかず、麻生氏の健闘の一因となった。全党員による投票を実施した35都道府県連の党員票の合計は、麻生氏がわずかに福田氏を上回っており、組織ごとの決定方法の違いが福田氏には有利に働いた。

都道府県別では、福田氏が上位だったのは26道府県、麻生氏は21都府県だった。

党員投票を実施した35都道府県に限ると、党員票の合計は、麻生氏が25万3692票(50・3%)で、福田氏の25万613票(49・7%)をわずかに上回った。ただ、勝敗は福田氏が18勝、麻生氏が17勝だった。

この35都道府県連で福田氏が獲得した票数は54票、麻生氏は51票だった。上位が3票を総取りする配分方式をとったのは11都県連だけだったが、仮にすべてが総取り方式を採用したとしても、両氏が得た票数は同じだったことになる。

あれだけ派閥のゾーンプレスを受けながら、意外にも票が割れましたね。 麻生氏も今回の投票では存在感を示せたようですし、下馬評を思えばこれはかなりの戦果ではないでしょうか。 自分的には現状で麻生氏にバトンタッチするより、福田氏で場を繋ぐのも悪くはないと思っています。 話している事も、概ね実務に徹するというような内容でしたから、とりあえずその辺期待しています。 まあまずは組閣を様子見ですね 麻生氏には存分に地盤固めをしていって欲しいです。