月周回軌道入りに成功 中国衛星 [東京新聞]

中国国防科学技術工業委員会は5日、北京で記者会見し、中国初の月探査に向けた周回衛星「嫦娥1号」が月周回軌道に入ることに成功したと発表した。衛星システム担当者が「この軌道変更が今回の飛行計画の鍵だった。成功でわれわれの実力を十分に証明した」と述べ、月探査計画が順調に進んでいることを強調した。

発表によると、嫦娥は5日午前11時15分(日本時間午後0時15分)、月の周回軌道入りに成功、月から近いところは210キロ、遠いところは8600キロの楕円軌道を1周約12時間かけて周回する。

6日と7日に1回ずつ軌道修正を行い、最終的には月から200キロを約2時間で周回する円軌道に入る予定。今後は月面の3次元撮影や、月表面のウランやチタンなど14種類の資源の含有量や分布の分析などを1年間行う。

近月点高度210km・円月点高度8600kmの月周回軌道に投入成功したようです。 翌日から軌道修正、11月末までは観測機器の初期チェックが行われると思われます。