小沢氏、辞意撤回 「ぜひ、もう一度がんばりたい」 [朝日]

鳩山氏と菅直人代表代行、輿石東参院議員会長が6日、小沢氏と東京都内の個人事務所で会談。この日の国会議員の期別懇談会で出た意見の概要を伝え、「党の総意」として続投を促した。鳩山氏によると、小沢氏は「大変ご苦労かけた。感謝している。本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受けてぜひ、もう一度がんばりたい」と応じたという。撤回にあたり双方とも条件はつけず、辞職願はその場で小沢氏に返却した。

鳩山氏は会談後、記者団に「一連の経緯を反省しながら、むしろ『雨降って地固まる』という状況に、何としてでも変えていかなければならない」と語った。

これに先立ち、6日夕方にかけて開かれた期別懇談会では、鳩山氏ら執行部が経過を説明。議員からは「辞意撤回なら国民にしっかり説明すべきだ」「代表の党批判は受け止めるが、公の場で言うのはよくない。謝罪がほしい」といった意見も出たが、続投することには賛成意見が大勢を占め、執行部の慰留方針は了承された。

一方、小沢氏は「意見を聞きたい」と自ら党長老の羽田孜元首相や渡部恒三衆院副議長、石井一・党副代表を都内のホテルに招いて会談。「代表を放り出すべきではない」と慰留を受けた。

続投により当面の混乱は回避されたが、連立政権樹立を模索したことへの不信感は根深い。「代表が先頭に立って、対決の旗を振ってくれると期待したい」(若手参院議員)といった対決路線重視が党内の大勢で、小沢氏がこうした党内世論にどうこたえるかが焦点となる。

あらら。 あれだけ民主党をボロクソ言った小沢氏をなりふり構わず引き止めたということはまさにダメ出しの追認ですし、むしろ雨降って地流れる風情。