さよならテストスタンド!! [JAXA]

2007年11月14日の試験をもち、種子島宇宙センターでのLE-7テストスタンドの運用を当面休止することになりました。LE-7テストスタンドとはH-IIロケットのメインエンジンを開発するために作られた試験設備であり、現在のLE-7Aエンジンもここで試験がおこなわれてきました。
そのLE-7Aエンジンですが、長年の試験や打上げによりH-IIAロケットのメインエンジンとしての信頼性が十分に確立されたことから、当面ここでの燃焼試験はおこなわないことに決まりました。また、開発中のH-IIBロケットでもLE-7Aを使いますが、今後は秋田県田代にある三菱重工業の設備で試験をおこなうことが決まっています。
1985年から建設が始まり1989年より2007年までトータル255回、30,873秒もの試験に耐え抜いてきたテストスタンドですが、今後新たなロケットエンジンの試験が開始されるまでしばし休憩となるようです。

さよならとか言うから取り壊しかと思った! そんなわけで、LE-7Aはこれまで特に問題なく実績を重ねており種子島の専用スタンドはお休みに。 お疲れ様でした。