三菱重工、「きずな」打ち上げ用の「H−2A」ロケット公開 [産経]

三菱重工業は17日、名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で製造した、超高速インターネット衛星「きずな」打ち上げ用のH−2Aロケット14号機を公開した。

ロケットは第1段エンジン(長さ37m)と第2段エンジン(同11m)で構成し、総重量は約350t。21日までに種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)へ順次出荷し、来年1月に現地で「きずな」をロケット最上段に積み、2月15日に打ち上げる。

ロケット製造費、打ち上げ費用、衛星製造費などを含めて約525億円。

「きずな」は宇宙航空開発研究機構(JAXA)と情報通信研究機構が共同で開発。将来の高速・大容量通信の需要に備え、専用のパラボラアンテナで最大毎秒1・2ギガ(1ギガは10億)バイトの超高速通信の実現を目的につくられた。

三菱重工は来年度に打ち上げ予定の15号機の生産に入っており、年間2〜3機のロケットを生産する計画だ。

写真あり。 これはいいアングル。 週末頃には出荷される模様。
13号機の「かぐや」打ち上げ後はしばらく見送るつもりでしたが、SSBの空中点火が見納め、珍しく夕方の打ち上げということもあるので見に行くことにしました。 というわけで往路チケットは確保済み。 今後2009年にはH-IIBなどが控えているのでこの辺りに絞って当分は自宅観戦しようかと思います。 といっても来年は15号機?のGOSAT打ち上げくらいしか無さそうですが。 この15号機の製造にも既に入っているようですね。

三菱重、「きずな」打ち上げロケット公開=振動、コストを低減 [時事]

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同機は打ち上げなどを国から民間に移管して2番目のロケットで、エンジンを改良し振動を低減した。

2段目エンジンの振動対策の他にSRB-Aの能力回復型も使用され、あと今回からコスト低減にも取り掛かっているようなのでそれらの成果にも期待。