NASA、シャトル外部燃料タンクの障害箇所を特定 修理のメドは立たず [Technobahn]

18日に実施された外部燃料タンクの故障箇所特定実験は、燃料タンクの燃料計のセンサーに対して、電話線の断線箇所確認用に使われる迂回回路を取り付けた上で、外部燃料タンクに190万リットルの液体酸素燃料を注入することで、燃料計につながるどの部分で、障害が発生したのかを確認するというもの。

この実験の結果、燃料計が正常に動作しなかったのはコネクターに接続障害にあるということが判明した。

ただし、問題が生じたコネクターは外部燃料タンクの下部の半円球部分の内側にあり、外側から修理を行うことは困難。NASAスペースシャトル担当マネジャーのウェイン・ヘール(Wayne Hale)氏は実験後に行われた記者会見で「打ち上げが1月10日になるか、2月10日になるか、3月10日になるのかは、判らないがとにかく修理に専念する」と述べ、修理作業は長期化する可能性があることを示唆した。

うーん、これは予想以上に厄介そうですね。 この打ち上げでは欧州実験棟の設置を行いますが、その次に予定されている日本実験棟の船内保管室は先に結合されたハーモニーに結合されることになっているので、やろうと思えば先にJEMを打ち上げてしまう事もできそうな気がしますが… まあJEM打ち上げも順延でしょうか。